「Poly Vinyl Choloride」の頭文字をつなげた略称で、正式名称は、ポリ塩化ビニル。
単独では硬質で、パイプやタイルにする。可塑剤を加えると柔らかくなり、フィルムやシートなどにするほか、合成繊維の材料にもなる。耐水性、耐薬性に優れ、価格も安いので、幅広く使われてきた。最近、焼却処分の際にダイオキシンなどが発生したり、また、可塑剤には、いわゆる環境ホルモンが含まれているなどといった問題点が指摘され、世界的にPVCの安全性に疑問が持たれている。日本でも、食品の加工や包装に使われるものや、おもちゃなどへのPVCの使用が規制されている。