門前仲町エリアは、もともと、江戸最大の八幡宮である富岡八幡宮や深川不動堂に隣接した門前町。
下町情緒が溢れ、商店街、スーパー、飲食店などが充実した生活の利便性の高いエリアで、大横川、隅田川、深川公園をはじめとした自然を満喫できる散策スポットも豊富です。
今回は、門前仲町駅付近を散策して住みやすさを検証していきます。
目次
●門前仲町駅
●門前仲町エリアはどんなエリア？
●交通の利便性
●門前仲町エリアを散策
・商店街
・由緒ある神社仏閣
●散策スポット
・深川公園
・大横川沿道桜道
・隅田川と永代橋からの眺め
●様々なグルメスポット
●利便性や家賃相場などを紹介
●コンシェリアの紹介
門前仲町駅
門前仲町駅は、東京メトロ東西線と都営地下鉄大江戸線が乗り入れている接続駅です。
東京メトロ東西線の駅は門前仲町一丁目に、都営地下鉄大江戸線の駅は門前仲町二丁目にあり、若干距離がありますが、どの出口を出ても、清澄通りもしくは永代通りが広がります。
門前仲町はどんなエリア？
門前仲町は、昔ながらの下町情緒が残るエリアで、お不動さんと八幡さまの見守るなか、商店街が非常に活気づいている街です。商店街が充実していることから、スーパーや日用品が買える店も多く、大通りから入る小路には、下町グルメを楽しめる飲食店、居酒屋、小料理屋が点在していて、お酒やグルメが好きな方にはワクワクしそうなエリアと言えるでしょう。
生活の利便性が高いと同時に、周辺には、木場公園や清澄公園を含む大小の公園があり、ゆったりと落ち着いた風景を楽しむこともできます。
近くを流れる大横川と隅田川は散策スポットとして最適で、春にはあちらこちらで桜を楽しむことができ、川下りやクルーズ船も楽しめるなど、観光スポットとしても有名です。
生活の利便性と自然環境の2つを併せ持ったこのエリアは、一人暮らしの方が生活するにはぴったりの街ではないでしょうか。
交通の利便性
東京メトロ東西線と都営地下鉄大江戸線が乗り入れている門前仲町駅。日本橋駅まで4分、大手町駅まで5分（それぞれ東西線）という非常に便利な駅で、築地市場のような「食東京」を代表する街や、汐留、六本木といった新しいビジネス街、早稲田大学もある学生の街高田馬場までは、直通１本で行くことができます。
さらに、世界有数のビジネス街である、東京駅、新宿駅、池袋駅、渋谷駅など各主要駅へは所要時間30分以内です。
各主要駅への所要時間
・築地市場： 約 6分（大江戸線）
・汐留： 約 9分（大江戸線）
・六本木： 約18分（大江戸線）
・高田馬場： 約21分（東西線）
・東京駅： 約16分（東西線～丸の内線）
・池袋駅： 約27分（東西線～丸の内線）
・新宿駅： 約27分（東西線～都営新宿線）
・渋谷駅： 約30分（東西線～銀座線）
門前仲町エリアを散策
それでは、門前仲町エリアを実際に散策して見ましょう。
深川仲町通り商店街
門前仲町の交差点を中心に永代通りと清澄通りの十字エリアにある「深川仲町通り商店街」。北側に深川不動堂と富岡八幡宮が見守るなか、100を超える店舗が加盟する活気のある商店街が広がっています。毎月1日、15日、28日は、“深川緑日の日”で、多くの人で賑わいます。
ファッション・小物、食料品、飲食、生活日用品、美容健康など、様々な店舗が見られます。
門前仲町の交差点から、深川不動堂を目指して永代通り沿いに歩いていくと、左側に赤い山門があり、そこをくぐると、深川不動堂へと続く長さ150mの参道「人情深川ご利益通り（深川不動尊商店会）」があります（東西線の門前仲町駅1番出口を出るとすぐに山門が見えます）。
和菓子店、漬物店、宝飾品店、角打ちのできる酒屋まで揃っていて、まさに下町の風情が感じられる場所です。
由緒ある神社仏閣
参道の先には、「成田山 東京別院 深川不動堂」が堂々と構えています。深川のお不動様として親しまれている千葉県成田市の大本山成田山新勝寺の東京別院ですが、通称は、深川不動尊、深川不動堂と呼ばれています。
ご本尊は不動明王で、多くの人々から信仰を集めています。
本堂を背にして左側を見ると遠くに富岡八幡宮が見えます。
ここから富岡八幡宮を目指すと、御本殿の横から入る形になります。
富岡八幡宮は江戸最大の八幡宮であり、通称、深川八幡宮とも呼ばれています。
寛永4年（1627年）に創建され、現在では60,508坪の社有地を誇り、今も昔も変わらぬ信仰を集める八幡様です。前述の“深川緑日の日”（毎月1日、15日、28日）には、商店街同様に多くの方が訪れて大変な賑わいとなります。
正面にまわると大きな赤い大鳥居の向こうに本堂が見え、正面参道を歩くと御本殿にたどり着きます。
富岡八幡宮と深川不動堂は隣り合わせるように立っているため、門前仲町に訪れる方は両方を参拝する方がほとんどで、参拝の定番のルートとなっています。
散策スポット
門前仲町は散策スポットとしても十分楽しめます。
深川公園
富岡八幡宮と深川不動堂にちょうど挟まれるかたちで深川公園があります。
深川公園は、今から約150年前（1873年）に、上野公園などと同時期に、都内で最初につくられた公園のひとつとして知られています。
ジャングルジムや滑り台などの遊具も豊富にあり、子供連れの家族でも十分に楽しめます。
また、多目的広場は、子供から年配の方までがくつろげるスペースで、隣接した球技場にはテニスコートもあり、まさに老若男女が集う公園となっています。
大横川沿道桜道
富岡八幡宮の大鳥居から永代通りに出ると平行して流れる大横川があります。
ここから入る大横川沿道桜道は絶好の散策スポットです。黒船橋付近の両岸に約270本のソメイヨシノが立ち並び、春になると都内でも有数のお花見の名所となっています。
＜桜満開の様子＞
お花見シーズン以外でも静かな沿道は、散歩コースとして自然を満喫できる癒しの場所になっています。
＜2022年7月撮影＞
隅田川と永代橋からの眺め
大横川沿道桜道をさらに進むと、隅田川を挟んで中央区と江東区を結ぶ永代橋にたどり着きます。
永代橋から眺める景色は東京を象徴するような印象的な絶景です。
門前仲町を背にして左側は高層マンションが立ち並ぶ迫力の景色が広がります。
一方、右側は東京を象徴する高速道路とスカイツリーが印象的です。
この両側に見られる景色は夜景も有名で、デートスポットとして様々なところで紹介されています。
様々なグルメスポット
門前仲町はグルメスポットも充実しています。カフェ、バル、レストラン、焼肉、しゃぶしゃぶ、もつ焼き、もんじゃ焼き、居酒屋・小料理屋、立ち飲み屋など、それほど大きな街ではありませんが、数多くのグルメスポットがいたる所に点在しています。
下町グルメの好きな方やお酒好きの方はには、一度は住んでみたくなるエリアではないでしょうか。
利便性や家賃相場などを紹介
| 項目 | おすすめ度 | コメント |
| カフェ・飲食店 | ★★★★★ | 数多くの飲食店が点在 |
| 日常の買い物環境 | ★★★★☆ | モールなどはないが商店街が充実 |
| 自然環境 | ★★★★★ | 散策スポットが充実 |
| 交通の利便性 | ★★★★☆ | 都心までは30分以内 |
| タイプ | 門前仲町周辺 |
| ワンルーム | 9.43万円 |
| 1K | 9.94万円 |
| 1DK | 11.13万円 |
| 1LDK | 14.90万円 |
※出典：LIFULL HOME’S
今回は、門前仲町を紹介しました。
門前仲町は、商店街、飲食店、散策スポットの豊富さが際立つ街ですが、加えて下町情緒が溢れ、普段は落ち着いたのどかなエリアでありながら月に3回の縁日では賑わいも見せる、良い意味で二面性を持った、住むには最適なエリアだと言えるでしょう。
交通の利便性の面からも、一人暮らしの方に最適な街といえるのではないでしょうか。
コンシェリア門前仲町CROSSIA
2020年に分譲された１Kタイプ中心のマンション、「コンシェリア門前仲町CROSSIA」
「門前仲町」駅徒歩８分ながら、日本の金融街「茅場町」駅まで徒歩１２分と、入居者に金融ビジネスマンが容易に想像できる。
