池袋からたった5分の茗荷谷駅。ここは東京都23区のなかでも住みやすいエリアとして常に上位にランクインする文京区にあり、治安も良い住宅地として知られています。
今回は茗荷谷駅周辺エリアを中心に後楽園エリアまで実際に散策してみました。
【目次】
茗荷谷駅の交通の利便性
茗荷谷エリアはどんなところ?
実際に茗荷谷エリアを散策
茗荷谷駅周辺エリア
-各大学や住宅街
-文京区立教育の森公園
-小石川植物園
-春日通り
-傳通院
-小石川後楽園
-東京ドームシティなど
茗荷谷駅/後楽園駅周辺の家賃相場
まとめ
茗荷谷駅の交通の利便性
東京都文京区小日向四丁目にある東京メトロ丸の内線の茗荷谷駅。このエリアは、幼稚園から大学まで学校が多いことでも知られています。
他線にも接続しない単独駅ですが、池袋駅までは5分、東京駅までは11分と、交通の利便性は非常に良い駅となります。
各主要駅への所要時間
池袋駅:5分
新宿駅:20分
渋谷駅:30分
東京駅:11分
東京メトロが発表している乗降人員ランキングでは、他線との直通連絡駅および共用していない駅を除くと、駅別乗降人員順位(2020年度一日平均)は、130駅中57位となっています。
茗荷谷エリアはどんなところ?
茗荷谷エリアと言えば、何といっても幼稚園から大学までの学校の多さではないでしょうか。
お茶の水女子大学(大学、附属高等学校、附属中学校、附属小学校、附属幼稚園)、跡見学園中学校・高等学校、跡見学園女子大学(文京キャンパス)、拓殖大学(文京キャンパス)、筑波大学(東京キャンパス)など、そのほかにも多くの学校が点在しています。
また、街を歩くと、小石川植物園をはじめ、大小の植物園や公園がいたるところにあり、都内有数の緑に囲まれたエリアといえるのではないでしょうか。
そして、23区でも治安が良いと言われる文京区にあることから、住みやすい住宅街として、常に高い人気を誇っています。
実際に茗荷谷エリアを散策
それでは、ここから茗荷谷駅周辺から後楽園までを散策してみましょう。
まずは、駅周辺の学校が密集する2番出口を出てみます。
平日の昼間は学生さんたちが常に乗降する2番出口です。
駅前はそれほど広いわけではありませんが、その分ゆったりとした雰囲気が味わえます。
駅から一番近いキャンパスは、中央大学(茗荷谷キャンパス)を建築中で、2023年4月から法学部が八王子キャンパスから移転する予定です。
建築中の中央大学(茗荷谷キャンパス)を過ぎたところに、跡見女子短期大学と拓殖大学への案内看板が見えてきます。
拓殖大学まで進む狭い道路には、平日の昼間は多くの学生たちが行きかいます。
拓殖大学を過ぎて進んでいくと、閑静な住宅街に入りますが、その住宅街の中にも学校が点在しています。
住宅街を歩くと幼稚園から大学まで、多くの学校が現れてきますが、通学路が多くその脇には緑が目立ちます。
また、あちこちに公園も見かけます。
住宅、学校、緑、公園と、非常に落ち着いたゆっくりと時が流れるような街が印象的でした。
春日通りに出て、通りを渡って少し行くと、文京区立教育の森公園が見えてきます。
もともとここは、東京教育大学(現在の筑波大学)のキャンパスがありました。
その跡地を文京区が国からの払い下げを受けて、昭和61年に開園した公園が教育の森公園です。
広く緑が多いこの公園は文京区民の憩いの場となっていますが、緊急避難場所として防災機能を持っています。
公園の中には、区のスポーツ施設である文京スポーツセンターがあります。
競技場、卓球場、プール、多目的ルーム、トレーニングルーム、会議室、柔道場、剣道場、弓道場、壁打ちテニスなど、たくさんのスポーツ楽しむことができます。
ご覧の通り、平日でも、様々な教室、サークル活動、個人利用など、多くの方が利用しているのがわかります。
公園内は広く、いたるところにベンチがあるので、暖かい日にはゆっくりとランチをするのもいいかもしれません。
ベンチのまわりにはカツラ、ユリノキ、ケヤキなどの大きな木があるので、秋には紅葉も楽しめます。
また、公園に隣接してここにも大学(筑波大学、放送大学)がありました。
公園を出て、小石川植物園に向かう途中でも緑が多く、いたるところに公園があります。
しばらく歩くと、小石川植物園にたどり着きます。
小石川植物園の正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」。植物学の研究・教育を目的とする東京大学の教育実習施設で、日本で最も古い植物園であり世界でも有数の歴史を持っている植物園です。
公園ではないため、遊具の使用やロケ地としては利用できませんが、個人・団体に対して公園内を有料で開放しています。
敷地面積は161,588㎡(48,880坪)あり、大地、傾斜地、低地、泉水地などの地形を利用して、ウメ・サクラ・ツツジ他各種花木や樹木など様々な植物が配置されています。
それぞれの季節に開花する花や紅葉などが楽しめます。
小石川植物園を出て、春日通りに向かって歩いていくと、ここでも住宅と公園が目を引きます。
春日通りに出て後楽園方面に歩いていくと、いくつかのスーパー、コンビニ、病院、郵便局などがあり、生活の利便性も悪くないエリアです。
しばらく歩くと伝通院の交差点があり、そこを左に曲がると傳通院(でんつういん)が見えてきます。
傳通院は、徳川将軍家の菩提寺。徳川家康の生母である於大の方(おだいのかた)が、京都伏見城で亡くなった際に、家康は遺言通りに江戸へ運び埋葬しましたが、最終的にここに寺を建立しました。
傳通院の中に入ると、本堂の横に釣鐘があり、徳川家の紋章である「葵の御門」が目立ちます。
さらに奥に行くと、於大の方のお墓にたどり着きます。
さて、ここから春日通りに戻り、後楽園に向かいます。
後楽園に向かう春日通りは、歩道が広く下り坂となっていて、下り切ったところに、大・小ホール、区役所、議場、展望ラウンジやカフェなどがある区民のための複合施設「文京シビックセンター」が見えてきます。
そこを右に曲がると、東京ドームです。
東京ドームの隣には小石川後楽園があります。東京ドームとは打って変わって、緑あふれる落ち着いた雰囲気です。
東京ドームを過ぎて道なりに歩くと風情のある瓦屋根の塀が続き、道なりに歩いていくと小石川後楽園の入口にたどり着きます。
小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家の水戸藩初代藩主・徳川頼房が作った日本庭園で、昭和13年に都立庭園として開園しました。
約70,847㎡の広大な敷地には、様々な植物が植えられています。
季節ごとにみられる花も様々で、春は、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ウコンザクラ、カキツバタ、フジ、夏は、ハス、レンゲショウマ、ヤマユリ、オニユリ、
秋は、ヒガンバナ、ツワブキ、モミジ、冬は、ロウバイ、ウメ、ツバキ、カンツバキ、サザンカなど、多くの花が楽しめます。
見どころは、琵琶湖をイメージした景観を創り出した池で、小石川後楽園の中心的な景観である「大泉水」。
この庭園で川の景観を代表する「大堰川(おおいがわ)」、推定樹齢60年を越す「シダレザクラ」。
また、一面をオカメザサでおおわれた高さ19メートルの築山「小廬山(しょうろざん)」は、中国の景勝地“廬山(ろざん)”に似ていることから名づけられ、山頂からは庭園を見おろせます。
このほか、様々な見どころがあり、1日中自然を満喫できる庭園となっています。
ここから、東京ドーム方面に戻ると、この静かな自然が嘘のように、都会の喧騒が戻ってきます。
東京ドームシティは、地下鉄後楽園駅を降りてすぐにあり、スタジアムのほかにも、遊園地、卓球場、ローラースケートアリーナ、フードコート、カフェ&レストラン、ホテルなど、休日を思う存分楽しめる施設が充実しています。
3時間近くの散策でしたが、静かな都会のなかのオアシスのような雰囲気のあるエリアでした。
荷谷駅-後楽園駅エリア散策はいかがでしたでしょうか。
茗荷谷駅/後楽園駅周辺の家賃相場
散策を終えて、家賃相場を調べてみると以下のような家賃相場でした。茗荷谷駅周辺の方がやや家賃相場が安いようです。
(2022年1月14日現在)
茗荷谷駅周辺 | 後楽園駅周辺 | |
ワンルーム | 9.01万円 | 9.83万円 |
1K | 8.59万円 | 9.18万円 |
1DK | 11.96万円 | 12.26万円 |
※出典:LIFULL HOME’S
茗荷谷駅家賃相場
後楽園駅周辺家賃相場
まとめ
今回は、茗荷谷駅から後楽園駅まで散策してみました。
茗荷谷駅は、他線にも接続しない単独駅ですが、池袋までは約5分、東京駅までは約11分と、都心までの利便性は抜群な駅となります。
また、周辺は、学校、緑、や公園が多く非常に静かで住みやすいエリアだと言えるでしょう。
また、23区内でも治安の良さはトップクラスで、女性が一人で暮らすことを考えても、安心して住めるエリアだといえるのではないでしょうか。
隣の後楽園エリアも、駅前は東京ドームシティを中心に、賑やかなエリアとなっていますが、その周辺は茗荷谷エリアと変わらず、静かな住宅街となっていて、住むには最適な場所と言えます。
気になる方は、一度、茗荷谷散策してみてはいかがでしょうか。きっと住んでみたくなるエリアだと思います。