平成27年11月に内閣府政府広報室が発表した「『住生活に関する世論調査』の概要」では、「住宅および住宅の立地・周辺環境に関して、どのようなことを最も重視するか?」という質問に対して、「立地の利便性(※1)」が46.5%、「立地の安全性(※2)」が14.6%、「立地の快適性(※3)」が8.0%という結果となっています。
実に69.1%の人が「立地」に関することを重視していることがわかります。
住宅、立地・周辺環境で最も重視すること
(内閣府政府広報室「住生活に関する世論調査」)
当コラムでは、いくつかのエリアをピックアップして、この立地に関してのデータを調べ、どこのエリアが魅力的かを独断で判断して紹介していきます。
今回は、23区でも人気のエリア、品川、武蔵小山、大井町のある品川区のいくつかの街の特徴を見ていきながら、魅力的な街を決めていきたいと思います。
そもそも品川区はどんなエリア?
品川区の人口、高齢者の数、財政(令和2年1月1日現在)
品川区の住民基本台帳を見てみると、東京23区の人口は9,570,609人で、世帯数が5,236,103世帯となっています。
人口が一番多いのは世田谷市で917,486人、世帯数は487,174世帯で、品川区の人口は10番目で401,704人、世帯数は225,190世帯となっています。
同じくらいの規模の区は、葛飾区が人口464,550人、世帯数が236,600世帯で9位、北区が人口353,908人、世帯数が198,711世帯で11位となっています。
品川区の人口の推移(「品川区人口ビジョン」)を見てみると、平成7年には、一時期、315,696人まで減少していますが、その後、増加し現在でも増加傾向にあります。
内訳を見てみると、65歳以上の老年人口が昭和45年以降一貫して増加傾向が続き、平成7年ごろからは、出生数と転入率ともに増加が続いています。
財政に関しては、令和2年の普通会計を見てみると、世田谷区が328,756千円で1位となっており、品川区は190,394千円で人口と同じく10位に位置づけています。同規模の財政では、9位の杉並区が192,968千円、11位の新宿区が154,725千円となっています。
参照元:公益財団法人 特別区協議会ホームページ(→財政 81(1)令和2年度予算状況(1)当初予算(エクセル:33KB)
品川区は、人口、財政面から見ると23区のうち中の上程度の位置づけですが、子供を含めた住みやすさという点では、ある程度上位に位置付けているのではないでしょうか。
ハザードマップから見る品川区
品川区浸水ハザードマップを見てみましょう。
品川区浸水ハザードマップ(https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/pdf/hpg000020939_1.pdf)
特徴的なのは目黒川沿いです。京浜急行線新馬場駅の辺りから西五反田まで通っている目黒川沿いでは、最大浸水深3.0m~5.0m未満のところが多く、5.0m~10.0m未満のところもいくつかみられるように危険度がやや高いと言えます。
また、海沿いの東品川周辺、北は東大井から南は南大井までは0.5m~3.0m未満のエリアが多くやや危険度は低いようです。
実際の浸水実績を見ると、1996年から2019年まで、台風や集中豪雨での浸水は、小さな規模でいくつか発生しています。
【品川区各エリアの浸水実績】
品川区町丁目別浸水実績一覧(品川・大崎地区)(.pdf 、39.5 KB)
品川区町丁目別浸水実績一覧(大井・荏原(1)地区)(.pdf 、36.8 KB)
品川区町丁目別浸水実績一覧(荏原(2)・八潮地区)(.pdf 、40.8 KB)
品川区の浸水実績はそれほど多くありませんが、浸水実績があると付近のマンションでは浸水対策が行われる傾向があります。
マンションの浸水対策としては、浸水時にマンションに入った水を地下に一時的に逃す場所を用意するなどの方法がありますが、マンションを選ぶ際にはそうした対策がなされたマンションを選ぶことが重要だと思います。
マンションによっては対策済みとそうでないところがあるので比較してみるのもいいかもしれません。
犯罪発生件数から見る品川区
平成30年11月に警視庁がまとめた犯罪発生件数を見てみると、品川区は23区のなかでは犯罪発生率(犯罪件数÷総人口)が4番目に少ない区です。(令和2年1月1日現在の各区の人口で算出)
品川区は23区の中でもかなり治安の良い街と言えますね。
品川区内のエリアの特徴
今度は、品川区を以下の4つのエリアに分けて紹介します。
・品川エリア
・大崎エリア
・大井エリア
・荏原エリア
品川エリア
品川エリアは、東海道五十三次の宿場の一つで、東海道の1番目の宿「品川宿」の跡地として有名です。当時は、江戸四宿のひとつとして栄えていました。
ここでは、利便性の良い【品川駅周辺】と最先端の街【天王洲アイル】を見てみましょう。
【北品川・新馬場エリア】
品川駅から京浜急行でひと駅の北品川駅とその次の駅である新馬場駅周辺は、東海道の宿場町「品川宿」と呼ばれたエリアで、品川駅周辺高層ビル街やオフィス街とは打って変わった昔ながらの街並みが印象的です。
品川宿周辺の商店街は、チェーン店がほとんどなく、青果店、鮮魚店、喫茶店、定食屋などの個人商店がほとんどで、街中がレトロな雰囲気が漂っています。
また、品川神社、荏原(えばら)神社、養願寺、東海寺など、歴史ある神社仏閣もあり、歴史を感じさせてくれます。
そんな北品川・新馬場エリアですが、ターミナル駅の品川駅に近いことは言うまでもなく、羽田空港までも約30分で行ける、交通の利便性は非常に良い環境です。
【天王洲アイル】
品川駅の近くには「天王洲アイル」があります。天王洲アイルは約20万平方メートルの島になっています。1980年代から行われた全国最大規模の開発事業は当時大きな注目を集めました。
現在では、オフィスだけでなく、多彩なショップやレストラン・カフェ、イベントスペースなどもあり、都内の最先端スポットとして人気があります。
また、“アートの街”とも呼ばれ、アートミュージアムがいくつもあるほか、街中でアーティストの作品も見かけることができ、散歩するだけでも楽しい街並みが広がっています。
天王洲は、住宅が多いわけではありませんが、その代わり、「テレビ東京天王洲スタジオ」や「天王洲 海岸通りスタジオ」などの大きなスタジオ、「天王洲公園」「品川南ふ頭公園野球場」などの施設が充実しています。
大崎エリア
山手線の駅、目黒、五反田、大崎を中心として、繁華街、歓楽街、オフィス街、住宅地と、多くの要素が詰まった魅力的な街です。
品川駅ほどのターミナル駅はありませんが、交通の利便性も良く、働く場所としても、住む場所としても、遊ぶ場所としても申し分なく、バランスの良い人気エリアと言えます。
ここでは【五反田駅周辺】【大崎駅周辺】をピックアップしてみました。
【五反田駅周辺】
五反田駅は、山手線、東急池上線、都営地下鉄浅草線が乗り入れる通勤の利便性の良い駅となっています。また、五反田駅周辺は、オフィス街、繁華街、歓楽街として栄えているとともに、高級住宅街として知られる「島津山」「池田山」「御殿山」などの住宅地もあります。さらに、周辺にはいくつかのタワーマンションもあります。
もともとオフィス街で、大手企業本社も複数ありますが、2010年代には、IT系ベンチャー企業が集まり、五反田駅を中心に半径500m圏内は「五反田バレー」とも呼ばれています。
「御殿山プロジェクト」とも言われた、ソニー跡地では大規模な再開発が行われ、大規模なデータセンターなどが建てられました。
最近では、駅直結の商業施設が次々とリニューアルし、生活にも直結した店舗なども充実して、日常生活にも便利な街へと変革しています。
【大崎駅周辺】
80年代後半より、大崎駅東口地区の再開発によって、大崎ニューシティ、ゲートシティ大崎などの複合施設が相次いで開業し、東京副都心の一つとして脚光を浴びるようになりました。
また、山手線だけでなく、埼京線、東京臨海高速鉄道りんかい線、湘南新宿ラインのほか、相鉄・JR直通線の運行開始などにより、品川と並ぶ山手線の交通結節点となっています。
駅周辺のビルが目立ち、ビジネス街のイメージがある方も多いと思いますが、駅から少し離れると、タワーマンション以外の住宅も多く、古くから住む地域の方々も多く比較的住民のネットワークが強いエリアです。
大井エリア
昭和の雰囲気を残しながら、都会らしい街並みが混在する場所が多いエリア。
大都市にありながら、都会の喧騒から少し離れたような感覚にとらわれます。生活するには絶好の環境です。ここでは、【大井町駅周辺】と【立会川駅周辺】を見ていきましょう。
【大井町駅周辺】
大井町駅周辺は、商業施設が充実するとともに、昔ながらの商店街・繁華街が共存しています。タワーマンションは少ないものの、非常に住みやすいイメージを持ったエリアだと言えます。
大井町駅は、京浜東北線、東急大井町線、りんかい線の3路線が乗り入れていて、都心へのアクセスと羽田空港へのアクセスの両方が実現した利便性の良い駅となっています。
一番の特徴は、駅周辺に、「アトレ大井町」、「西友」、「阪急大井町ガーデン」、「イトーヨーカドー」の4つのショッピングセンターと9つの商店街が存在することで、生活用品や日用品に不自由しない環境となっていることです。
大井町駅から徒歩圏内に閑静な住宅街が広がり、生活するには申し分ないエリアではないでしょうか。
【立会川駅周辺】
立会川は、若かりし頃の坂本龍馬がペリー来航時、江戸警固のためこの地で守備についたとされ、坂本龍馬ゆかりの地として、立会川駅近くに「坂本龍馬像」が立っています。
立会川駅周辺は、すぐ商店街が広がっていて、コンビニやスーパーも充実しているため、買い物などは不自由なく行える場所となっています。
交通の利便性を見ると、京浜急行電鉄本線のみが乗り入れているものの、品川駅は9分、東京駅は24分、渋谷駅は26分、新宿駅は33分と、主要駅には短時間で着ける距離となっています。また、立会川駅には急行も止まるので、交通の利便性は大変良いと言えるでしょう。
荏原エリア
閑静な住宅街が広がる荏原ですが、有名な商店街や昔ながらの商店街が残り、秋には祭りもあちこちで行われ、地域との結びつきが強い特徴があります。
大都市のような繁華街はありませんが、穴場のレストランやカフェも多く、非常に住みやすいエリアと言えます。
ここでは、商店街が有名な2つのエリア【武蔵小山】と【戸越銀座】を紹介します。
【武蔵小山】
武蔵小山駅周辺では4つのエリアでの再開発が進み、すでにタワーマンションや駅前ビルがオープンして、数年前の駅前繁華街の様子は一変しています。今後も開発は進み、駅周辺はもっとパワーアップするでしょう。
また、武蔵小山駅を通る東急目黒線は、都営三田線、東京メトロ南北線に乗り入れており利便性が良く、通勤などには不自由することはないでしょう。
大きなショッピングセンターはないものの、全長800メートルという日本一長いアーケード“武蔵小山商店街パルム”があり、生活用品、日用品などの買い物は、他の地域と比べものにならないほど便利だと言えるでしょう。
【戸越銀座】
武蔵小山からほど近い距離に、東西約1.3km、約400店が軒を連ねる東京で最も長い商店街“戸越銀座商店街”があります。
武蔵小山と違ってアーケードはありませんが、地元に根付いた人気の店舗が多いのが特徴です。
人気のお惣菜、昔ながらの肉屋さん、パン屋さん、レストラン、カフェ、ラーメン店など、インターネットで調べると戸越銀座の食べ歩きに関する記事をたくさん目にすることができます。
また、商店街からちょっと入ったところに「戸越八幡神社」があり、9月には「例大祭」というお祭りが賑やかに行われます。
古くからの神社は緑あふれる参道が続き落ち着いたひと時が過ごせます。そのほかにも、緑豊かな「文庫の森」があり、その緑に囲まれた落ち着いた風景は、のんびりした気分にさせてくれます。
日本一長い商店街を中心とした戸越銀座は、人情味あふれる雰囲気の日常を送りたい方には最適なエリアではないでしょうか。
大井町vs武蔵小山vs五反田~一人暮らしでおすすめのエリア3つを比較!~
以上、品川の各エリアを紹介してきましたが、こちらの独断でまずは、一人暮らしにおすすめしたいエリアをまず3つ絞り込みました。
・大井町
・武蔵小山
・五反田
このなかから一人暮らしに最適だと考えられるエリアを決めていきましょう。
立地・利便性
|
大井町 |
武蔵小山 |
五反田 |
---|---|---|---|
交通機関の利便性 |
★★★★★ |
★★★☆☆ |
★★★★☆ |
カフェ・飲食店 |
★★★★☆ |
★★★☆☆ |
★★★★★ |
日常の買い物環境 |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★★☆☆ |
自然環境 |
★★★☆☆ |
★★★★☆ |
★★☆☆☆ |
治安の良さ |
★★★★★ |
★★★★☆ |
★★★★☆ |
浸水の安全性 |
★★★★☆ |
★★★☆☆ |
★★☆☆☆ |
交通期間の利便性については、どの駅も非常に良いのですが、特に大井町は、りんかい線を使えば羽田空港まで約26分で行けるところはポイントが高いでしょう。
京浜東北線使えば、乗り換えなしで上野、東京、品川へ行けますし、大井町線を使えば二子玉川にも直通で行けます。
カフェ・飲食店は、五反田が街の規模が多いことから星5つを獲得しましたが、大井町も街の規模を考えると多彩なカフェや飲食店が多く負けていません。
日常の買い物環境をみると、やはり4つのショッピングセンターと9つの商店街の存在する大井町が他の2つのエリアを大きく引き離している状況です。
自然環境についてはどのエリアも同じで、大井町は「自然再生観察園」、武蔵小山は「林試の森公園」が有名ですが、五反田は比較的規模の小さい公園がいくつかある程度となっています。
治安については、品川区全体が23区内でも治安のよいエリアですが、各警察署が発表しているデータを見ると、そのなかでも大井町は犯罪件数が少ない結果となりました。
最後にハザード浸水マップでの安全性は、大井町エリア、武蔵小山エリア、五反田エリアの順になっています。目黒川が通っている五反田エリアは浸水想定区域が多く若干評価は低くなっています。
各エリアの家賃相場(2020年12月10日現在)
|
大井町 |
武蔵小山 |
五反田 |
---|---|---|---|
ワンルーム |
9.07万円 |
7.72万円 |
10.34万円 |
1K |
8.81万円 |
8.95万円 |
9.64万円 |
1DK |
10.54万円 |
11.56万円 |
11.87万円 |
1LDK |
16.17万円 |
14.84万円 |
19.38万円 |
中古マンションの価格相場(70㎡) |
5,472万円 |
6,013万円 |
5,825万円 |
各エリアの中古マンションの相場(2020年12月10日現在)
|
大井町 |
武蔵小山 |
五反田 |
---|---|---|---|
中古マンションの価格相場(70㎡) |
5,472万円 |
6,013万円 |
5,825万円 |
※出典(LIFULL HOME’S:https://www.homes.co.jp/chintai/price/)
最後に、一人暮らしで最も気になる家賃相場を見てみましょう。
3つのエリアのワンルームを比較すると、家賃相場が安いのは、「武蔵小山」「大井町」「五反田」の順となりますが、1K、1DKでは、「武蔵小山」と「大井町」が逆転しているようです。
また、70㎡の中古マンションの価格を見ると、武蔵小山が一番高く、次いで五反田、大井町となっています。
どのエリアもおすすめなのは言うまでもありませんが、総合的に見ると、交通の利便性、日常での環境、治安の良さで突出して、さらに家賃相場が低い大井町に軍配が上がるのではないでしょうか。
投資の面で考えた場合、3つのエリアのなかでは利便性が良いわりに割安となっているため、大井町のマンションは、投資対効果が高い可能性があるかもしれませんね。
独身者にぴったりの街「大井町」
前述しましたが、大井町駅には、3路線が乗り入れていて都心や羽田空港へのアクセスの良さは群を抜いています。
主要駅へのおおよそのアクセス時間は以下の通りです。
・品川駅: 約3分
・東京駅: 約15分
・渋谷駅: 約10分
・新宿駅: 約16分
・羽田空港: 約26分(羽田空港第1・第2ターミナル駅(京急))
駅周辺の4つのショッピングセンターでは生活に必要なほとんどの品物が入手できます。「阪急大井町ガーデン」には、スーパー、ドラッグストア、100円ショップなどのデイリーユース商品からリラクゼーションサロン、レストランやカフェがあり、岩盤浴などもできる大規模な人工温泉もあります。
「イトーヨーカドー」では、子供・紳士・婦人向けのファッションや肌着などの衣料品、生活雑貨や布団、生鮮食品が購入できます。
また、駅ビルの「アトレ大井町」では、スーパーマーケット、西洋風惣菜を販売しているデリのほか、お寿司、とんかつ、中華などの総菜がそろっています。
そのほかにも「西友」や「ヤマダ電機」もあり、ありとあらゆる日用品が駅周辺にそろっていて、不自由することはないでしょう。
一方で、大井町と言えば昭和の街並みが残る商店街も忘れてはいけません。東口駅前の大井町商店街の“すずらん通り”は、一歩踏み入れたとたんに昭和の雰囲気が漂う小路が続きます。立ち飲み屋、洋食屋、中華料理店、スナック、小料理屋など、昔ながらのミニ繁華街といったところでしょうか。ランチでは行列のできるお店も多く、一度行ったらやみつきになるかもしれません。
大井町には次の通り9つの商店街があります。
・大井銀座商店街
・大井すずらん通り商店街
・大井東口商店街
・大井サンビア商店街
・大井三ツ又商店街
・大井本通り商店街
・大井光学通り商店街
・大井一本橋商店街
・大井駅前中央通り商店街
商店街から少し離れるとアミューズメントスポットも登場します。
複合型のスポーツエンターテインメント施設「スポル品川大井町」は、2021年までの期間限定ではありますが、8種類のスポーツを含む13の施設が集結し、テニス、フットサル、サーフィン、バスケット(3×3)、ボルダリング、アーチェリーなどが楽しめます。
また、こちらも2021年までとなりますが、劇団四季の「積水ハウスミュージカルシアター四季劇場『夏』」と「キャッツ・シアター」で、劇団四季のミュージカルが楽しめます。
また、駅から徒歩8分ほどのところには「品川区役所」「東京法務局品川出張所」があります。その向かいには、しながわ中央公園が広がり区民の集いの場として利用されています。
駅前がしっかり栄えていて、日用品、食品などの買い物環境は抜群、飲み屋・飲食店は比較的価格の安いところが多く食生活や夜の息抜きも気軽に楽しめます。また、区役所も近いため何かと便利で、武蔵小山、五反田を比べると家賃も比較的安い大井町は、独身者にとって最高のコスパと言っていいでしょう。