閑静な高級住宅街があることで知られている目白エリア。
また学習院大学、川村学園、日本女子大学などの学校が所在する文教地区としても有名です。
住宅街や文教地区としての魅力はあったものの、商業施設や娯楽施設がほとんどなく、観光客の流入という面では課題がありましたが、近年駅前に商業ビルが建つなど、課題の解消が進んでいます。
ここでは、そんな目白エリアの歴史や魅力、また再開発によりオープンした「トラッド目白」についてご紹介します。
目白エリアの歴史
目白の名前の由来はその地にある金乗院に祀られている目白不動尊にあります。
目白エリアは江戸時代、徳川家の狩猟場として使われており、その周辺には旗本や大名の屋敷が並んでいたとされています。
明治時代に入るとそれらの屋敷が一般家庭の邸宅として利用されるようになり、そのことから目白エリアは「閑静な高級住宅街」へとなっていきました。
目白エリアには「目白文化村」や「徳川ビレッジ」などの、歴史的建造物や歴史的な街並みが残されており、歴史的な雰囲気の残る人気エリアとなっています。
目白エリアの魅力
閑静な住宅街が広がる目白ですが、文教地区としても有名です。
目白には学習院大学や日本女子大学などの大学があり、学生が多く住んでいます。
また、周辺エリアには立教大学や早稲田大学があるなど、多くの大学生にとっても住みやすい街であると言えそうです。
目白駅周辺には「おとめ山公園」や「下落合野鳥の森公園」、しだれ桜の名所である「東長谷寺薬王院」など、緑の多いスポットが数多く点在します。
目白は四季折々の風情を楽しめる風光明媚な土地としても人気の高いエリアになっています。
「トラッド目白」の誕生
目白エリアは、確かに閑静な住宅街が大半を占めているエリアではありますが、近年再開発がおこなわれ、駅前に商業施設が建つなどしています。
2014年、目白駅から徒歩1分の場所に、「トラッド目白」という商業施設がオープンしました。建物の構造は地上4階、地下2階、店舗の数は16です。
「トラッド」とは「伝統的」を意味する「トラディショナル」からとったもの。
街の文化や伝統を多くの人に発信しながら地域生活の新たな定番スポットになるようにという思いを込めて命名されました。
動線や店舗配置にもこだわりがあり、目白の住宅地と駅をつなぐ1階通路、地下道に直結している地下1階エントランスや、3,4階への専用エントランス、また目白通りから2階へ直接つながるエスカレーターなど、利用者の利便性が考えられた作りになっています。
地下2階にバレエスクール、地下1階に高級スーパーマーケット、地上1階にカフェ、レストランなどの飲食店とフラワーショップやコンビニ、地上2階にもカフェやレストランが入っていて、サービスや物販、コミュニティスペース、そして地上3,4階にウエディング施設が入っています。
これまで商業施設が少なかった目白に、大きな変化を与えたのがこの「トラッド目白」です。
元々、東京の主要路線である山手線の駅があり、池袋や新宿に隣接した住宅街である目白。
そこに駅前の商業施設の充実が相まって、大学に通う学生や、都心の企業で働く社会人の一人暮らしにも最適です。
不動産投資を考えている方は、ぜひ目白エリアにも注目してみてください。