不動産投資の物件と選び方

世界最高水準の「羽田空港」、その展望が投資の鍵になる!

世界最高水準の「羽田空港」、その展望が投資の鍵になる!

羽田空港は昨年(2016年)9月に3年連続で、イギリスの航空サービスリサーチ会社のSKYTRAX社がおこなっている「Global Airport Ranking」で5スターエアポートを獲得しました。
これは、世界の空港(395空港)を利用した110か国の約1,285万人を対象にアンケート行い、毎年発表されているものです。

この結果は、羽田空港のホスピタリティ(おもてなし)や館内の清掃、CS(顧客満足度)の推進活動が、世界最高水準を満たしていることを意味しています。
ここでは、世界から評価されている羽田空港の現在と将来性についてご紹介します。

世界でも評価の高い羽田空港

羽田空港の国内線旅客ターミナルと国際線旅客ターミナルは、国際空港評価で高い評価を受けています。
昨年(2016年)の国内線空港総合評価部門では4年連続世界第1位を獲得し、さらには清潔さを評価する部門でも世界第1位となっています。

また、さまざまな角度から総合的な評価によってランク付けされる『The World’s Best Airports』(世界のベスト空港ランキング)では、シンガポールのチャンギ国際空港に次いで2位に羽田空港の国内線と国際線ターミナルがランクインしています。

羽田空港のいま

羽田空港には現在、滑走路が4本、旅客ターミナルが3つあります。
都心からのアクセスが良いため、羽田空港は国内の都市をつなぐだけでなく、日本と世界をつなぐ玄関口となっているのです。

国内線は現在48都市とつながっており、1日の国内線発着回数は約1,000回に上り、1日の利用者数は約171,000人です。
また海外就航先は、現在18か国32都市で、1日の国際線発着回数は220回、1日の国際線利用客は約37,000人に上ると言われています。

今や世界中の人が利用するようになった羽田空港では、CSの推進として、利用者目線に立った改善が日々取り組まれています。

24時間利用可能

羽田空港は4本目の滑走路が2010年に完成して以降、「24時間オープン」している世界でも利便性の高い空港となっています。
これが、観光やビジネスを目的とした人にとって利用しやすい環境となっているのです。
“24時間オープンしていて、都心に近い日本の空港”ということで、外国企業にも注目されています。

また、今後はビジネスだけでなく、深夜や早朝を活かしたレジャーなどの新たなマーケットも誕生するかもしれません。

羽田空港跡地の再開発

羽田空港跡地の再開発

大田区は、羽田空港跡地第1ゾーンを開発し、産業交流できる施設開発やクールジャパンを発信できるような、世界と日本をつなぐための地域開発をしようとしています。
また2020年のオリンピックに向けて羽田空港跡地の第2ゾーンでは、宿泊施設や複合商業施設の建設・整備が進んでいます。
そのため、羽田空港跡地は訪日客に喜ばれる観光や宿泊を目的とした街へと変貌を遂げ、国内外へのアクセスの良さから今後もグローバル企業のオフィスが増えることも予想されます。

日本がこれまで弱点としていた海外とのインフラや外国人にとっての生活環境は、2020年のオリンピック開催への動きと相まって大きく変わり続けています。
今後の不動産購入における物件の選び方も、国内の利便性だけでなく国外との利便性、つまり「空港へのアクセス」も重要な要件になりそうです。
新たなビジネス展開が予想される羽田空港の進化は、「東京」という都市機能の進化にも連動し、さらには東京の不動産マーケットにも影響していくのではないでしょうか。

ぜひ、物件購入の際には、”羽田空港までどのくらいで行けるのか?”ということも調べてみてください。

株式会社クレアスライフ 不動産コンサルタント

清水 剛

不動産投資の営業として16年従事し、これまで数百人に上る投資検討者への提案・アドバイスを行う。 現在は営業の第一線から卒業し、企画側として不動産投資の魅力を多くの人に伝えるべく、セミナー講師やメディア出演などに精力的に取り組んでいる。