不動産投資というと、大きな金額やリスクを想像して身構えてしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし実際は、年収400万円のサラリーマンでも始められる身近な投資のひとつです。
しっかりと情報を集めて行動すれば、決して難しいものではありません。
新型コロナウィルスの影響で新たな収入源を考える人が増え、不動産投資への注目も高まっています。
この機会に初心者の不動産投資について考えてみましょう。
今回は、不動産投資の始め方6ステップと気を付けたいポイント、初心者におすすめの不動産投資について解説していきます
目次
1.6ステップでOK!不動産投資の始め方
ステップ1.不動産投資の情報を集める
ステップ2.オンラインセミナーに参加する
ステップ3.不動産のプロに相談して目的を決める
ステップ4.実際に物件見学に行く
ステップ5.購入する物件を決める
ステップ6. 物件を購入する
2.初心者が不動産投資で気を付けたいポイント
信頼のおける不動産会社に相談する
完璧を求めすぎない
勉強して自分で意思決定をする
冷静に数字で判断する
ある程度の貯蓄はしておく
3.初心者におすすめの不動産投資とは?
4.まとめ
1.6ステップでOK!不動産投資の始め方
不動産投資は、始める前に知識を身に着けておくことが成功のカギです。
始めるときの基本は以下の6ステップ。焦らずにひとつずつ取り組みましょう。
ステップ1.不動産投資の情報を集める
まずは不動産投資に関する情報をインターネットで集めます。
専門用語、物件選びのコツ、ローン審査の流れなど、不動産投資の基本や注意事項、失敗談や成功例などを読み込んで、大まかなイメージを持ちましょう。
インターネットで概要をつかんだら、次は専門書でより深い知識や具体的な内容を確認して疑問点を減らしていきます。不動産の価値は情勢によって日々変化するので、常に最新情報を得ることが大切です。
ステップ2.オンラインセミナーに参加してみる
一通り情報収集をしたら、不動産投資セミナーに参加してプロの解説を受けてみましょう。
難しく考えすぎていた問題の解決や、リスクの回避方法など前向きな発見があるはずです。
ただし、セミナーの内容は開催する不動産会社の得意なジャンルに偏ることもあるので、最低でも3社以上は受講して客観的な視点を養いましょう。
今はオンラインで様々なセミナーが開催されていますので、好きなタイミングで気軽に参加できます。
セミナーは複数の投資家に向けたグループタイプと、マンツーマンタイプの2種類がありますが、初心者は、個人のレベルに合わせて丁寧に解説してもらえるマンツーマン講座がおすすめです。
ステップ3.不動産のプロに相談して目的を決める
色々なセミナーに参加したら、実際に投資の相談をしてみましょう。
不動産投資は「お金を増やしたい」という漠然としたイメージではなく、「何のために、いつまでに、いくら増やしたい」といった具体的な目標が設定できていないと成功しません。
プロに現状を相談して、投資金額と投資の目的、達成したい時期など目標をクリアにしていきます。
目的が明確になれば運用バランスを考えた計画的なプランを提案してくれるはずです。
また、不動産会社や担当者ごとに推奨する投資方法に違いがあるので、相談は複数の担当者にすることが基本です。信頼できる投資パートナーを見つける機会と考えて、じっくりと比較しましょう。
ステップ4.実際に物件見学に行く
相談を行って目的も明確な段階になると、いつくかの物件を紹介されますので、気になるものは直接見に行き、実物を確認しましょう。
インターネット情報や紙面の資料では分からない情報はたくさんあります。
建物の状態、立地の周辺状況などリアルな情報は自分の目で確認することが重要。
必要に応じて現地の不動産会社に話を聞くのも有効な手段です。投資シミュレーションも行ってみましょう。
気になる物件があれば足を運び、情報を調べ、シミュレーションを立てる。これを繰り返すことで不動産知識はさらに充実します。
ステップ5.購入する物件を決める
物件見学に慣れたら、投資物件を決定します。不動産知識が豊富でも、物件の決定は必ず信頼できる不動産会社に相談しましょう。
経済状況や投資の目的によって、新築か中古か、ワンルーム(などの区分マンション)か一棟か、都心か地方かなどベストな投資方法や予算が変わります。
数ある選択肢の中で、自分にあった運用プランを組むには、経験豊かな不動産投資のプロに依頼するのが最も安全な方法です。
自分で不動産投資の知識を高めた上で、物件選びから信頼できるプロに相談して行えばリスクは最低限に抑えられるでしょう。
ステップ6.物件を購入する
物件が決定したら、いよいよ購入して不動産投資スタートです。仲介で購入する場合は、以下の流れになります。
①不動産投資ローンの審査を通過して融資決定を受ける。
②売主に買付申込書を提出して売買契約を結ぶ。
③金融機関と金銭消費貸借契約をして物件の決済・引き渡しを行う。
頭金やローンの支払いは手取り収入に直結するため、事前にローンの種類や上限を調べてシミュレーションしておきましょう。
また、物件購入から引き渡しまでは様々な手続きや書類があります。資金準備だけでなく、購入後の流れや内容も調べておくとスムーズです。
2.初心者が不動産投資で気をつけたいポイント
初めての不動産投資となると、不安も大きいのではないでしょうか。不動産投資を始めるうえで注意したいポイントについても確認しておきましょう。
信頼のおける不動産会社に相談する
自分の経済状況や目的にあった運用プランの設定は、不動産投資のプロに相談して力を借りるとスムーズ。
しかし、顧客の利益よりも会社の利益を優先する担当者もゼロではありません。
相談は3社以上と同時に行い、1社に不安な点があれば他社の担当者に聞いて、信頼度を確認しましょう。また、人間同士、良好な関係を築く努力も必要です。
完璧を求めすぎない
理想の物件に巡り合うのは、かなり難しいと理解しておきましょう。
イメージ通りの物件がなかった場合の妥協点を探るために、外せない条件の優先順位をつけておくことが大切です。
予算やエリア、新築や中古など、目的や運用イメージを達成するための最低限の条件を考えます。初心者は不動産会社の担当者に相談するのがおすすめです。
勉強して自分で意思決定をする
プロの力を借りるのは重要ですが、担当者がすべて正しいとは限らず、任せきりは危険を伴います。
購入するのも融資を受けるのも自分自身であると自覚して、理解した上で運用しましょう。
不動産投資について勉強し、疑問点や不安は質問する。運用プランに心から納得した上で投資すれば、リスクが減るうえに成功の喜びも倍増します。
冷静に数字で判断する
大きな金額が動く不動産投資は熱くなりやすく、勢いで投資を決定してしまう人も少なくありません。
見かけ上の数字に騙されず、リスクを冷静に判断する力が必要です。
設定目標と運用計画とよく比較して判断しましょう。慌てず複数の担当者に相談するのも有効です。
ある程度の貯蓄はしておく
不動産投資を始めるのに飛びぬけて大きな資金は必要ないとはいえ、ある程度の貯蓄は必須といえます。
購入時の頭金や初期費用はもちろん、運用中に突発的な修繕や追加投資が発生することも見込んで、最低でも投資総額の5%程度は用意しておきましょう。
3.初心者におすすめの不動産投資とは?
不動産投資は経験を積むほど有利になるため、段階を踏んで資産を増やしていく方がほとんどです。
一度目の投資の借入額が大きいと次回以降の与信に響き、追加融資が難しくなるため、多くのプロ投資家(大家)は、都心の新築ワンルームマンションから始めて、新築→中古→一棟とステップアップしていきます。
東京都心の新築ワンルームマンション投資は、利回りは低いけれど修繕が少なく、不動産会社によっては提携ローン複数から選べ、不動産会社の専属の担当者がつくためフルスペックのサポートを受けやすいといったメリットがあります。不動産投資のなかでも様々なリスクが低い投資といえるでしょう。
ビジネスの現場でも、新入社員(初心者)にいきなり高難易度の仕事を任されることがないように、不動産投資の初心者として、まずはリスクの少ない東京都心のワンルームマンション投資から始めてみてはいかがでしょうか?
4.まとめ
初心者の不動産投資の成功は「始める前に知る」ことが何より重要です。
インターネットや書籍、セミナーを利用して不動産投資の情報を集めましょう。実際にプロの提案を受けるのも経験になります。
また、「いつまでにいくら増やす」といった具体的な目標と目的を明確にするのも大事です。プロに運用プランを相談しつつ物件購入までにクリアにしましょう。
複数の不動産担当者に同時に相談し、信頼できる相手か見極めるのもポイントです。
初心者の不動産投資は、リスクが少ない東京都心の新築ワンルームマンションから始めるのがおすすめです。
信頼できるプロと培った知識があれば、きっと目標を達成できます。さっそく始めてみましょう。