テレビCMを観て、アパート大家さんなど地主じゃないと不動産オーナーになれない印象を受けたことはありませんか？
じつは多くの方は不動産のオーナーに憧れていて、特に会社員の方にとっては大きな声では言えないけれど、オーナーになって不労所得に憧れてしまうものです。
不動産投資と言うと、地主さんが自分の土地にアパートやマンションを建ててオーナーになるのが昔からの形でした。
しかし、今は土地の無い方でも、マンションの1室を購入して賃貸する、スモールスタートからできるようになりました。
これなら土地を持たない方でも不動産で収入を得ることが可能ですね。
初めてのマンション投資で知っておきたい事
小規模なオーナー業と言ってもマンションを所有して事業として行うための「キホンのキ」についてお話します。
予算
マンションと言っても間取りはワンルームからファミリータイプまで幅広くありますが、まずは単身者向けのいわゆるワンルーム、1Kまたは１LDKクラスを検討してみましょう。
物件の価格は広さに応じて高くなりますから予算もスモールスタートをおすすめします。なぜなら、自己資金も少なくて済むからです。
不動産を取得するには物件価格の他に諸費用がかかります。また、自己資金も用意してほしいのが正直なところです。
決して、「手持ちの資金ゼロでもオーナーになれる」などの謳い文句にはのせられないようにしてください。
銀行融資
不動産を取得するために銀行に融資を申し込むことになります。融資の審査や条件はあなたの信用度にかかっています。
銀行は。転職を繰り返す方より、一つの会社に永く勤める方を信用します。マンション投資専用のローンを設けている銀行もありますので、不動産会社に相談してみるのがよいでしょう。
運営
家賃収入から経費や借り入れの利息・返済金を引いた残りがあなたの収入です。
空室になるようなマンションでは、借り入れの返済金を払えなくなりますので、マンション選びは念入りに行いましょう。
女性が不動産投資を成功させる3つのキーポイント
スモールスタートとは言え、女性ならではの不動産投資を成功させるポイントがありますのでご紹介します。
①女性視点で立地と環境を見極める
不動産投資の物件では立地が命です。立地が良ければ入居者が退去してもすぐに次の入居者が決まるような人気物件となるからです。
また、近隣の環境も大切です。安眠できないような騒音環境や物騒な地域では安心して夜道を歩けません。
特にそのような環境を女性や単身者は避けるようになります。女性であるあなたが住みたいと思えるような良い立地と環境を考えてみることがポイントになります。
②自己資金と信用はコツコツと貯める
自己資金は物件価格の20%程度を用意できるのが理想的です。物件価格が3,000万円なら自己資金は600万円ですね。
こんなに貯まっていないから無理と考えずに、今からでも積立てを始めましょう。給与が振り込まれる銀行で積立て定期を始めましょう。
毎月5万円、年2回ボーナス時20万円の積立てを続ければ4年間で400万円になります400万円のうち300万円を頭金に、残りの1,700万円をローンで借り入れます。100万円は契約時の手数料や税金などに充てます。
また、資金が貯まるばかりではなく、銀行への信用づくりにも一役買ってくれますね。
コツコツ積立てするのが得意なら女性でも難しいことではないはずです。
③経費は抑えつつ気遣いを忘れない
不動産を購入する時には、様々な諸費用がかかります。
たったひと部屋だと簡単に考えずにオーナーとして事業を行うのだという考え方を持つようにしてください。
経費には入居者が負担するものもありますが、オーナーが負担するもののほうが多いのです。このようなことを念頭に資金・事業計画をしっかり立てます。
例えば、仲介手数料（中古の場合のみ）や契約時の印紙代、不動産の登記費用、火災保険料、備品費用（エアコンなど）、不動産取得税などです。
おおむね、新築で物件価格の3～4%、中古で5～8%くらいが目安です。取得後に毎年かかるものとしては、固定資産税、都市計画税もあります。
また、入居者が退去して新しく入居者を迎えるときには部屋のクリーニングや、必要に応じて修繕も必要です。
普通の会社員であってもマンションオーナーになれる方法があるというのはとても良い事だと思います。
その方法を実践するには、資金力と知識と経営努力は必要になります。不動産投資は事業経営です。
銀行に預金して何もしないで置いておくのとはわけが違います。しかし、マンションオーナーになることは特別なことではありません。
ここでお話したことをしっかり理解して賢いオーナーになってください。
エンジェル
