不動産投資に興味があるけれどマイホーム(以下、自宅)もほしい。どちらも叶えることはできないのか?迷ってしまうこともあるでしょう。
私はどちらも叶えることができています。私の住まいは郊外ではなく都内の環境が良い利便性の高いエリアにあります。不動産投資をしながら どうしてそのようなことができるのかと疑問に思われるかもしれません。自宅も不動産投資も私にとっては大切な資産であり、優良物件なのです。
そこで、自宅を買うことと、不動産投資のために物件を買うことは同じなのか、考えてみましょう。
小さく始めることができるのが不動産投資
いきなりアパート一棟となると、かなりハードルが高くなりますが、マンションの1室からのスモールスタートでしたらどうでしょうか。しかも、その物件が都心の一等地で賃貸の需要も見込めるエリアであれば、このスモールスタートは初めての不動産投資デビューでも好スタートを切ることができるのではないかと思います。ここで確実な収入を得て、不動産投資という事業について学び、そして次の物件を検討すると良いでしょう。
しかし、自宅はと言うとスモールスタートするわけにはいきません。家族構成に応じた住居やエリアを探すことになります。自宅は家族構成や家族の事情によってそのニーズが変化します。例えば、2人、3人、4人と家族が増えたらもっと広い家に住み替えます。子どもが通いたい学校のそばに住み替えることもできます。つまり、家族の変化に応じて自宅を替えていきます。
不動産を買う目的が違う
自宅は家族のために必要に応じた物件を探しますが、不動産投資は事業を成功させるための物件を探します。自宅と不動産投資では買う目的が違うのです。不動産投資は、事業ですから利益をあげなくてはいけません。そのため、投資用不動産は、入居者が途切れないことが一番重要です。ターゲットを定め、立地から価格、顧客の属性などを考慮して、資産価値があるものを選びます。例えば、サラリーマンをターゲットに検討する場合、都心の一等地のワンルームマンションを考えると良いでしょう。ターゲットに合った物件を選ぶことで、空室リスクを減らすことができます。不動産投資は、資金の借入をして入居者が支払う家賃で返済していくことができる事業ですから空室は事業計画を左右する大きな問題になります。できれば、入居待ちの行列ができるくらいの物件を選びたいですね。
不動産投資にあって自宅にはない魅力とは
自宅と不動産投資は買う目的が違うと言うことはわかっていただけたと思いますが、その理由のなかでも特にお伝えしたいことを解説します。
不動産投資は立地で選ぶ
不動産投資は不動産としての価値、つまり資産価値があるかどうか、今後も価値は維持できるかどうかを考えます。都心の好立地であれば通勤に苦労することもないため、誰しも住みたいと思うでしょう。独身の人や家族を持っていても会社から近い立地のマンションの一室を寝泊まりのために借りるという人もいます。地方の親御さんが子どもの東京進学のために、都心にマンションを購入し、卒業したら賃貸に出すなどの例もあります。 顧客からのニーズも絶えないということは不動産価値があるということになります。
不動産投資は人的ではなく、物件を審査される
自宅を購入する際にはほとんどの人が住宅ローンを組みます。私も結婚後、服を着替えるように自宅の住み替えをしてきました。現在の自宅は7軒目になります。そのなかでも、住宅ローンは5回利用しました。そして、不動産投資用マンションの購入やアパートを建設する時にも借入をしています。住宅ローンは個人の収入や雇用勤務形態などが審査の対象になりますが、不動産投資ローンはその事業の実現性を審査されます。事業計画がしっかりとした収益の見通しがあり、入居者が付きやすい優良な物件であると認めない限りローンの審査が通りません。都心の希少な立地にある物件は競合する相手も少ないですし、いたとしても客付けには苦労しません。このような価値ある物件は金融機関からの信用を得られ融資が付くのです。
いかがでしょうか。自宅と投資用不動産では全く考え方が違います。家族がいない方でも不動産投資はいつでもはじめられます。優良な魅力ある物件を選んで、不動産投資を始めてみてはいかがでしょうか。