毎年12月のこの時期は冬のボーナスが支給される時期です。
そわそわしだす方も多いのではないでしょうか。ボーナスは消費意欲を湧き立たせますよね。使い道は何にしようか、なんて考えるのもまた楽しいものです。一方、生活費への補てんや将来への貯蓄として考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は全体から見たボーナスの支給額の傾向、そしていまどきの賢いボーナスの使い道についてご紹介していこうと思います。
大手企業の平均は92万7,892円
一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)の発表では、調査に回答した71社の組合員のボーナス支給額の平均は92万7,892円でした。前年比で0.84%増であり、4年連続で増える見通しとなっています。
また、大阪シティ信用金庫の取引先中小企業(大阪市内)への冬のボーナス調査でも支給額平均が27万7,086円で前年に比べ1,061円多く、こちらも4年連続増加となっています。
一方で、カカクコムの同社サイトの登録ユーザーへの冬のボーナスに関する調査では「ボーナスはない」と答える人が38.2%と最多の割合でした。
まったく支給されていない人の多さも見受けられ、ボーナスでも二極化の時代が感じられます。
使い道の1位は貯金
カカクコムの冬のボーナスに関する調査で「冬のボーナス消費目的」で見ると「貯金」にお金を使う人の割合が75.1%で1位でした。
手堅くお金を残しておこうという姿勢が浮き彫りになっています。ここで言う貯金とは銀行預金などのことですが、今、銀行に預ける「預金」はどれだけのメリットがあるのでしょうか。
預けても増えない銀行預金
マイナス金利導入の影響もあり銀行預金の金利はさらに下がりました。
例えば、仮に100万円を預けても金利が0.001%では1年で付く利息は10円程度です。少しでもインフレになれば増えるどころか目減りしてしまいます。インフレとはモノの値段が上がり、その分貨幣価値が下がることを言います。
インフレで物価が上がった場合、銀行に預金しているだけでは物価の上昇に預金金利が伴わず相対的に資産価値が下がることも十分あり得るのです。これからは、預金をちゃんとしておけば大丈夫という時代では無くなってきているのです。
ボーナスをきっかけに不動産投資を考える
そこで預金するボーナスの一部を活用して不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。
最初の自己資金として数十万円を元に、あえて低金利を逆手にとって低い金利でローンを使うことにより、マンションの一室などの物件を購入し賃貸に出すことで、それ相応の家賃収入が得られます。その家賃収入で購入ローンの返済をしていくことで、将来に向け不動産資産を作ることができます。
まさに預金と同じ狙いです。ゆくゆくは家賃収入を老後の安定収入にすることで、年金や介護への対策となるのです。
ボーナスは衝動的に何かを購入するだけのものではありません。もちろん無策に銀行にお金を預けるだけでも効果はないでしょう。
お金を動かしてお金に稼いでもらうという思考を持つことでお金は増えていくのです。そのヒントが不動産投資にあります。
もちろんボーナスを全額使うわけではなく、その一部を使うことで始められるものもあります。「取りあえず貯金しとこうかな」なんて思ったあなた、ぜひこの機会に不動産投資を考えてみませんか。