スルガ銀行事件以降の「失敗しない不動産投資」とは？

ビジネスパーソンが自らの名刺を活用して銀行から融資を受け、健全な不動産投資でお金を貯めていく―――。
会社員でありながら、不動産投資によって35歳で3億円の資産を築いた若月りく氏の著書『会社を辞めずに大富豪になるプレミアムマンション投資』では、その方法が解説されています。

※本コラムは「会社を辞めずに大富豪になるプレミアムマンション投資」（著者：若月りく・ぱる出版）より一部抜粋してご紹介します。

今回は書籍の一部から、一時世間を賑わせたスルガショックから見えてくる「失敗しない不動産投資に大切なこと」に関連する内容をご紹介します。

【目次】

1．スルガショックとは
2．スルガショックが与えたプラスとマイナスの影響
3．スルガショックから学ぶ不動産投資で失敗しないために大切なこと
4著者の投資ノウハウがつまった一冊「会社を辞めずに大富豪になるプレミアムマンション投資」

1．スルガショックとは

2018年に世間を騒がせた「スルガショック」。スルガ銀行の不動産関連の大規模な不正融資が明らかになった事件で、好調だった不動産投資市場に大きく水を差すことになった一大スキャンダルでした。

関東圏を中心に女性専用のシェアハウス投資である「かぼちゃの馬車」を運営していた不動産会社の経営が順挫。
一方で当該物件を購入するための資金を貸し付けていたスルガ銀行が、融資基準に満たない人に対して不正に融費を行っていたことが明らかになり、その総額は1兆円以上に上るといわれました。

2．スルガショックが与えたプラスとマイナスの影響

同銀行の一連の不正融資問題によって、金融庁は各金融機関の不動産投資ローンの審査実態について戦しくチェックする姿勢に転じました。
その結果、以前よりも融資審査の基準が厳しくなるなど、不動産投資市場にも小さくない影響を与えることとなったのです。

逆に言うと、不正によって過剰な信用創造が行われてしまい、市場環境が歪んでしまっていた、とも感じています。
けれどもスルガショックのあと、コンプライアンスの強化が為され、不正はもちろん、不明瞭、不道徳なマインドを持つ不動産業者がマーケットから淘汰されていく流れが生まれたこともまた確かであろうと思います。

金融機関を含め、コンプライアンスの強化が徹底されたことは、不動産投資を始める個人にとってはむしろ追い風です。
スルガショックによって、金融機関や不動産市場のコンプライアンスが磨き上げられることになったとすれば、新たに不動産投資を始める人にとっては決して不利益な状況ではないでしょう。

3．スルガショックから学ぶ不動産投資で失敗しないために大切なこと

そして、こうした契機を経たからこそ大事になるのが、自分なりの不動産投資に対する物差しやフレームワークを明確にしつつ、見る眼やノウハウを磨いていくことです。
たとえばみなさんは、それぞれしっかりとした名刺を持たせてくれている会社のなかで、普段からきちんと仕事をされていると思います。

そうした「本業」を行う際には、当然その道のプロフェショナルとしての責務を担いながら業務を行っているわけで、仕事の仕組み、市場性や動向といったものを自ら研究し、知識や知見として蓄積しているに違いないでしょう。
日々学習しながら、そうした物差しやフレームワークといったものを、みなさん当たり前のように実行しているはずなのです。

不動産投資で失敗しないためには、自分自身が、そうした知識や知見を自らアップグレードしていき、市況を見る確かな基準と目を持つべく、真摯に学習を続けていくことです。

1億円という値がついた物件であっても、同等の立地や仕様のものが流通価格8000万円であれば、それを自分なりの価値基準として持つ目が必要なのです。
あなたが本業で持っているはずの確かな目を、不動産投資において磨いていけばいい。
投資の対象はあくまでもシンプルに、自らのノウハウとして磨いていきやすいターゲットに絞ることを私はおすすめしています。

それが、新築の「都心部プレミアム・ワンルーム（トップワン）投資」であり、再現性が高く「失敗しない不動産投資」です。
難しいスキルを必要とせず、普通以上にちょっとだけ努力することで、本業以外の成果を得られるようにしようという副業へのチャレンジなのです。

（※本記事は、「会社を辞めずに大富豪になるプレミアムマンション投資」からの抜粋です。）

4．著者の投資ノウハウがつまった一冊「会社を辞めずに大富豪になるプレミアムマンション投資」

みなさんは初めて会社に就職して名刺を受け取った日の、何か誇らしい気持ちを覚えていませんか？
その「名刺に宿る力」を活用して融資を獲得し、不動産投資で堅実にお金を貯めていく方法を実体験に基づきわかりやすく解説しています。

今回紹介したのは内容のほんの一部。“現状のライフスタイルを崩さず、経済的余裕と時間的余裕を獲得したい！”という方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。