『富女子』という言葉をご存知ですか?
若い女性でもマネーセンスを磨きながら、資産を賢く増やしている女子のことです。そのなかで不動産投資をはじめて毎月の給与よりも収入が多い女子もいます。雑誌やメディアでも不動産投資を目にする機会が多くなり、そろそろ不動産投資をはじめようかと考えている方は多いのではないでしょうか。
不動産の購入には、専用のローンを利用するのが一般的です。じつはその詳細はあまりご存知ではないという方が多いのです。そこで、不動産投資用ローンと金利について学んでみましょう。
不動産投資用ローンとは
不動産投資用ローンとは
不動産投資用ローンとは、投資用マンションなどへの投資を目的に、その不動産を担保に購入資金を金融機関から融資を受けるものです。
不動産投資用ローンを利用することで手元の資金が少額でも不動産投資物件を購入することが可能になります。不動産投資ではこのレバレッジを活かすことを目的に融資を受けることができます。レバレッジとは、「テコの原理」で小さな力で大きなものを動かすことです。つまり、不動産投資は、投資用ローンを利用することでレバレッジ効果のメリットを最大限に活かすことができる方法となります。
物件の価値が重要に
審査の基準では、本人の審査以上に物件の資産価値や収益性が重視されます。
したがって、本人の与信審査のほか事業計画も審査項目となり、その物件の担保価値が低いと希望する金額の借り入れができませんので、物件の資産価値が融資条件を左右します。また、優良な物件を購入することで、入居者がつきやすく、かつ、安定的に家賃収入が得られるため、ローンの返済も無理なくできることでしょう。
若さという時間が味方してくれる
不動産投資用ローンのメリット
預貯金の金利はほぼゼロです。預貯金だけでは一定の資産を築くまでには何十年という時間がかかります。
しかし、融資を受けることで資産づくりを早く始めることができます。例えば、30歳で借り入れをした場合、完済に30年間かかったとしても60歳です。とても50歳からははじめることは厳しいでしょう。
また、不動産投資用ローンにもついても団体信用生命保険(団信)に加入ができます。ローンを組んで購入された方にローン返済途中に万が一の事(死亡または高度障害)があった場合、生命保険会社が残りの債務を弁済してくれるという制度です。この団体信用生命保険に加入すれば、遺されたご家族に債務が残らないため安心です。なかにはがんや8大疾病をカバーする特約を付帯できるものもあり安心です。
もう気が付かれましたか?ローンを借りるためには団信に加入しますので、不動産をローンで購入した場合は、生命保険としての役割も担うことになるのです。すでに加入されている保険を見直すこともできるでしょう。
健康と時間を有意義に活用する
ローンは、だれでも借りられるわけではありません。健康状態によっては加入ができないことがあります。一般的には加齢がすすむにつれて健康維持は難しくなります。また若く健康なうちならローンを長く組むことができますので、月々の返済額はその分減り、負担も小さくなります。時間は財産ですので、取り戻すことはできません。若いうちから資産形成について検討しておくことは生活設計を考える上でもとても大切なポイントとなります。
金利の見通しも視野に入れる
不動産投資用ローンは、ほとんどの金融機関では、変動金利、または固定金利特約型という金利タイプになります。
将来の金利の上昇があった場合に、キャッシュフローに影響が出ないとも限りません。そのため、余裕資金はもしもの時のためにプールしておくことも大切ですが、日ごろから不動産会社の担当者と信頼関係を築き、自分だけの判断だけでは難しい場面では相談ができるように体制をつくっておくことをおすすめします。
不動産投資は購入してからがスタートです。大切な資産をこれから長く保有できるように不動産会社の担当者との付き合いもスタートします。
親身になって相談にのり解決へと導いてくれるパートナーは、例えば金利の上昇時など自身の判断ではわからない時にこそ、頼もしいと感じるはずです。先入観や素人考えは危険ですので専門家に任せたほうが良いこともあります。
不動産投資にはレバレッジ効果を活かすためにも、借り入れを行うことも必要です。その借り入れには、物件の良し悪しが融資事体にも響きかねない重要な事項です。不動産投資の成功は、立地条件のよい優良物件と好条件のローンを選択することに尽きることになります。