23年年間に東京23区で発売された新築マンションの平均価格が1億1483万円となり、初めて1億円を超えました。
首都圏(1都3県)でも8101万円とかなり上昇しています(不動産経済研究所しらべ)。
ここからは、2011年以降、首都圏の新築マンションと中古マンションの価格の推移を見てみましょう。(以下2つのグラフは東日本レインズデータを元に加工)
新築マンション価格の推移(首都圏)
上グラフは2011年から23年末までの新築マンション価格(㎡単価)の推移です(東日本レインズの公表データ)。
これを見れば、発売物件の立地や規模により、多少の波はありますが、上昇基調がはっきりと分かります。概ね2倍近い㎡単価になっています。
用地仕入れ、建築計画がすでに数年先まで確定している新築マンションは、実需用、投資用とも少なくともあと数年は価格上昇が確実でしょう。
中古マンション成約価格の推移(首都圏)
また、中古マンションも高騰が続いています。東京カンテイによれば23年12月に売り出された都心6区の中古マンション価格は70㎡換算で1億⑨55万円で最高値を11カ月連続で更新し続けています。
2つ目のグラフは2011年から23年までの中古マンションの成約価格の推移を示しています(東日本レインズの公表データ)。こちらも右肩上がりで上昇していることが分かります。
新築マンションの上昇基調がしばらくは続きそうなことから、かなり高くなっている中古マンションも、まだ上昇可能性がありそうです。