2019年の首都圏中古マンション、成約㎡単価は53.45万円で7年連続
図表1:首都圏中古マンション成約状況
東日本レインズによると、2019年の首都圏中古マンション成約件数は前年比2.4%増の38,109件、成約物件の㎡単価は、首都圏平均で53.45万円(前年比3.6%上昇)と、7年連続上昇となりました。
(公益財団法人東日本不動産流通機構資料より作成。以下同じ。)
ストックが多い築古物件だが、購入ニーズは根強い?
図表2:首都圏中古マンション築年帯別構成比率(%)
動きがいいのは築20年以下の物件
市場の動きを見る上での指標のひとつとなる「対新規登録成約率」(新規登録物件に対する成約件数の割合)はどうでしょうか。
図表3を見ると、一番高いのが築6~10年の物件であることが分かります。
図表3:2019年首都圏中古マンション成約状況
築10年以内で設備もそれほど古くないが、価格が新築相場の83%程なのでお買い得と考える人が多いのかもしれません。
特筆すべきは、築20年超の物件です。成約率は20%を切ります。中古マンションは築20年以下で需要の高さ示しています。