職住近接が進んでる!?
図表1:都道府県別 家計主の通勤時間の中位数(H30年)
家計主の通勤時間の中位数を都道府県別にみると、神奈川県が45.6分と最も長く、次いで千葉県が44.7分、埼玉県が42.7分、東京都が41.0分、これに次いで近畿圏となり、奈良県が34.6分、兵庫県32.8分、大阪府32.7分と、東京都や大阪府とその隣接県で特に通勤時間が長くなっています。
また、今回調査の通勤時間の全国平均は26.8分でしたが、平成20年調査では27.8分と1分短縮されました。
背景には、「職住近接」の流れがあります。1位の神奈川県は10年前の平均が49.4分だったので、4分も短縮されています。
(総務省統計局「住宅・土地統計調査」より作成。以下同様)
図表2:所有関係別 通勤時間の割合(全国)
次に、持ち家と借家それぞれでの通勤時間の違いを見て行きましょう。
グラフから明らかな通り、30分以内と比較的短い通勤時間である割合が、借家の方が多いのが分かります。